Tuesday, March 17, 2020 10:25 AM

ユニクロ、全米50店休業 欧州も、企業の影響拡大

 ファーストリテイリングは17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国のユニクロ全50店舗を現地時間17日から臨時休業すると発表した。欧州では既に27店が休業しており、中国で休業中の約30店を合わせると世界で100店超になる。他企業でも休業が相次ぎ、海外事業への影響が拡大してきた。

 ファストリは従業員や顧客の安全を重視して休業を決定。欧州はイタリアの全1店を12日から、スペインの全4店を13日から、フランスの全22店を14日から臨時休業している。いずれも当面の間とし、各国の感染の状況を踏まえて再開時期を決める。中国では営業を再開する店が増えているが、一部で休業が続く。

 「牛角」などを運営するコロワイドによると、ロサンゼルスやシカゴなど米国内の17店舗を休業。「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋は、米国の4店舗のうち3店舗を宅配と持ち帰りのみにした。くら寿司も25店舗中、13店舗を休業している。ラウンドワンは41店舗のうち26店舗が休業し、さらに増える可能性もある。(共同)