Wednesday, March 18, 2020 10:20 AM

五輪聖火きょう引き継ぎ 特別機出発、20日日本到着

 2020年東京五輪の聖火は19日、アテネで日本側に引き継がれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響でパナシナイコ競技場での式典は大幅に縮小され、大会組織委員会の森喜朗会長や橋本聖子五輪相ら日本からの代表団は渡航を取りやめた。18日は聖火をギリシャから日本へ運ぶ特別輸送機「TOKYO2020号」が羽田空港から出発。20日午前に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する。

 空港では18日午後0時50分ごろ、日航や全日空の客室乗務員や整備士が特別機に手を振って見送った。日航のボーイング787に、聖火ランナーを表す絵文字(ピクトグラム)が機体前方に大きく入った特別デザインで、垂直尾翼には東京大会の聖火リレーのエンブレムがある。

 組織委は18日夜、ギリシャ・オリンピック委員会などと協議して式典の詳細を決定。森会長と、現地で聖火リレーの走者を務める予定だった五輪金メダリストで柔道男子の野村忠宏さん、レスリング女子の吉田沙保里さんのビデオスピーチが流される。(共同)