Wednesday, March 18, 2020 10:25 AM

休校、営業制限、外出禁止 全米でウイルス対策拡大

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染が急拡大している米国では、実効性のある封じ込め策は州や市ごとに出している。米メディアによると17日時点で37州が公立学校を休校にし、多くの自治体が飲食店の営業を制限。サンフランシスコ市を含むカリフォルニア州の北部は住民の外出を原則禁止した。

 東部ではニュージャージー州も夜間外出禁止令を出したほか、ニューヨーク市も検討中。カンザス州は17日、学校を実質的に8月中旬の年度末まで原則休校にするよう命じた。他州が追随する可能性もある。

 また多くの州や首都ワシントンがレストランやバーの店内飲食を禁じ、営業を持ち帰りや配達のみに限定するなどした。世界屈指の娯楽都市ラスベガスを抱えるネバダ州は、18日以降のカジノ閉鎖を命じた。ニューヨーク市では劇場街ブロードウェーが州の要請を受けて興行を中止している。