Friday, March 20, 2020 10:21 AM

「非常に危惧」高齢者2割 米世論調査

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスに関する米国での世論調査で、自分や家族の感染を「非常に危惧している」と回答したのは30歳未満が43%だったのに対し、60歳以上では21%しかないことが19日分かった。AP通信とシカゴ大の世論調査センター(NORC)が12〜16日、米国の成人約1000人を対象に調査した。

 米疾病対策センター(CDC)によると、感染による死者の約80%は65歳以上で、子どもの死者はいない。APによるとNORCのピアソン上級副センター長は、若年層は雇用や医療費に不安を感じやすいのが一因との見方を示した。

 調査によると、自分や家族の感染を「危惧している」のは全体の66%。米国で流行が始まる前の2月の45%から急増した。「非常に危惧している」との回答は野党民主党支持者の36%、与党共和党支持者の21%だった。