Monday, March 23, 2020 10:24 AM

世界の死者1万5000人超す 新型コロナ歯止めかからず

 【ジュネーブ共同】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が23日、世界全体で1万5000人を超えた。今月13日に5000人に達した1週間後に1万人に、そのわずか3日後に1万5000人に急増した。感染者も2日で5万人増え、35万人を超えた。感染者・死者増に歯止めがかからない状態が続いている。

 死者が最も多いのは5000人を超えているイタリア。世界の死者の3人に1人以上を占める計算で、毎日、数百人単位で死者数が増えている。スペインもハイペースで増え、23日に2000人を上回った。中国本土は3000人を超えているが、3月に入ってからは微増にとどまっている。

 世界全体の感染者数は、21日には30万人を上回った。世界保健機関(WHO)は11日に事態をパンデミック(世界的大流行)と形容し、13日には欧州が流行の中心地になったとの認識を示した。