Thursday, March 26, 2020 10:17 AM

コソボ内閣、不信任で崩壊 感染対策巡り連立内対立

 【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのコソボからの報道によると、同国議会は25日、クルティ首相の連立内閣に対する不信任決議を可決した。新型コロナウイルスの感染防止策などを巡り、クルティ氏が率いる「自己決定運動」と連立を組むコソボ民主同盟が対立、折り合いが付かなかった。

 不信任を受け、クルティ氏による新たな連立政権の組閣か、総選挙が行われることになる。

 昨年10月の選挙で第1党となった自己決定運動は今年2月、旧野党2党による内閣を発足させたばかりだった。同国の独立を認めていないセルビアとの対立に加え、新型コロナ感染対策も迫られる中の政治空転で、混乱が深まる懸念がある。