Monday, March 30, 2020 9:26 AM

解雇や雇い止め相次ぐ 連合が緊急電話相談

 連合は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急の電話労働相談を実施した。非正規雇用で働く人たちから、解雇や雇い止めになったと訴えが相次いだ。内定取り消しの相談も複数あった。

 午前10時の開始直後から東京都千代田区の連合本部の専用電話は次々と鳴り、30日は各地から91件の相談が寄せられた。派遣で働く人からは「派遣先の経営悪化で契約が短縮され、収入が途絶えるかもしれない」と相談があったほか、サービス業で働く正社員も「出勤日が減らされ、その分だけ給与カットすると通告された」と訴えた。

 3月上旬に実施の電話相談では「勤務中のマスク着用が認められない」「休校中の休業補償はどうなるのか」といった声が多かった。総合運動推進局の山根木晴久総合局長は「今回は解雇などの相談が多く、感染拡大が雇用を直撃してきている」と語った。(共同)