Monday, March 30, 2020 9:29 AM

中国の弁護士、米を提訴 「武漢にコロナ持ち込み」

 【北京共同】中国湖北省武漢市の弁護士が30日までに、米国が新型コロナウイルス感染症の発生を隠した上、同市にウイルスを持ち込んだと主張し、米政府や米疾病対策センター(CDC)などに計20万元(約300万円)の損害賠償と謝罪を求める訴訟を武漢の裁判所に起こした。米政府系放送局、ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

 一方、米メディアによると、米国でも中国政府がウイルスの情報を隠蔽し感染を拡大させたなどとして、損害賠償を求める訴訟が起きている。

 「武漢市民」として20日に訴えを起こしたのは武漢の法律事務所に所属する梁旭光氏。中国外務省の趙立堅副報道局長も「米軍が感染症を武漢市に持ち込んだのかもしれない」と主張しており、梁氏は政府に「呼応するため」の提訴だと説明している。