Monday, March 30, 2020 9:30 AM

感染防止策巡り二転三転 トランプ氏、再選狙い混乱

 【ワシントン共同】トランプ大統領は29日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を早期に緩和する姿勢をあっさり転換、4月末までの延長に踏み切った。28日にも感染者が急増する地域に対する移動制限導入を示唆した直後に撤回したばかり。再選を狙う11月の大統領選へ指導力をアピールしようとして方針や発言を二転三転させ、混乱を招いている。

 トランプ氏は29日、ホワイトハウスでの記者会見で、外食などの自粛措置を4月中旬までに緩和したいと説明してきた点について「野心的な願望を示しただけだ」と述べた。経済活動再開を優先させて緩和に前のめりな発言を繰り返してきたが、この日は「感染者の急増は避けたい」と態度を180度変えた。

 28日には感染者が最も多いニューヨーク州などでの移動制限実施への意欲を唐突に表明し、同州知事らが猛反発する事態を招いた。29日の会見で撤回の経緯について問われると「専門家に提案され、可能性があると言ったにすぎない」と開き直ってみせた。