Tuesday, March 31, 2020 10:28 AM

就活セクハラ、安心損なう 政府、経済団体に防止要請

 衛藤晟一1億総活躍担当相は31日、4月に大学3年生になる2022年卒業の学生を対象とした採用活動に関する要請文を、経団連の中西宏明会長と日本商工会議所の三村明夫会頭に手渡した。

 説明会などの広報活動は3月、選考活動は6月、内定は10月以降とする現行日程を守るよう求めたほか、採用活動時の学生に対するセクハラが「安心して就活に取り組める状況を損なうものだ」として、防止の徹底を要請した。

 衛藤担当相は、日程ルールを守らない企業が増えていると指摘。現行日程の維持を求めたことについては「急激なルール変更は学生に混乱を生じさせる」とした。他にも、就職情報サイト「リクナビ」を巡る問題を踏まえ、個人情報を適切に扱い、透明性の高い採用活動に取り組むよう訴えた。(共同)