Thursday, April 02, 2020 10:59 AM

世界の感染、100万人に迫る 1週間で倍増の勢い

 【ジュネーブ共同】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が2日、世界全体で100万人に迫った。3月26日に50万人を上回ってから、約1週間でほぼ倍増。死者も増え続け、約4万8000人となった。背景には、中国から欧州、米国へと中心地が移行し、感染拡大の勢いが衰えていないことがある。各国でウイルス検査態勢が充実したことも要因。

 同大によると、世界の累計感染者は約95万人。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は4月1日の記者会見で「数日内に感染者は100万人、死者は5万人を超えるだろう」と述べ、当面は感染拡大が続くとの認識を示した。

 米国では感染者が21万人、死者は5000人を超えた。イタリアでは感染者が11万人、死者が1万3000人を上回った。スペインも感染者が11万人、死者が1万人を超えた。