Monday, April 06, 2020 10:13 AM

試合数減少で記録に影響? 大リーグの日本選手

 大リーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕のめどが立たない。大リーグ機構と選手会は可能な限り試合を行いたい意向だが、通常の162から100〜140試合程度に減ると予測する声があり、記録が懸かる日本選手への影響もありそうだ。

 一昨年に右肘を手術したエンゼルスの大谷はシーズン延期により、当初5月中旬を予定していた投打の「二刀流」を開幕から実践する可能性が残る。ただ登板間隔が空くため登板数は一般的な先発投手より少なくなる。1918年のベーブ・ルース以来となる同一シーズン2桁勝利、2桁本塁打への挑戦は、投手の方に難題が待ち受ける。

 ヤンキースの田中は自身の記録を更新する7年連続の2桁勝利が懸かる。プロ野球楽天時代に唯一、2桁に届かなかった2008年は北京五輪出場で約1カ月チームを離脱した年だった。今季はどれだけ登板数が減るかが、記録を大きく左右しそうだ。(共同)