Tuesday, April 07, 2020 10:31 AM

公立62%が学校開始 緊急事態7都府県は11%

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため続いていた休校を巡り、文部科学省は7日、4月の新学期から学校を開始したか、もしくは開始を予定している全国の公立小中高校などは、6日夜時点の集計で62%と明らかにした。緊急事態宣言の対象となる7都府県に限ると11%にとどまるのに対し、ほかの40道府県では85%が開始、もしくは開始予定とした。

 入学式については、9割以上の学校が規模を縮小したり、延期したりするなどして実施済みか、実施する見通し。集計では、入学式や始業式だけを行い、その後に再び休校する学校は開始としていない。

 7都府県で学校の開始、もしくは開始予定の公立小と公立中はともに10%、公立高は1%。ほかの道府県ではそれぞれ89%、78%、82%だった。

 また、授業の開始時期の延期を決めた全国の国公私立の大学や短大、高等専門学校は78.9%に上った。6日午後時点で、対象とした1180校中758校から回答があった。例年通り実施するとしたのは17.8%、検討中や未定は3.3%となった。(共同)