Thursday, April 09, 2020 10:20 AM
花王、消毒液を20倍に増産 日清紡はマスク用素材強化
花王は9日、新型コロナウイルス対策で品薄が続くアルコール消毒液の生産を、昨年比で20倍超に増やすと発表した。4月後半から和歌山工場(和歌山市)など国内4工場で増産する。日清紡ホールディングス(HD)も9日、インドネシアの工場でシャツ用生地のラインを転用して布マスク向けガーゼ生地の生産を始めたと発表。新型コロナ対策用品の供給の動きが活発化している。
花王が増産するのは一般向けの「ビオレu 手指の消毒液」と、業務用の「ハンドスキッシュ EX」。不足している容器の一部を自社製にするほか、新たに詰め替え用も提供する。政府の要請を踏まえて医療機関や介護施設にも提供する。
日清紡HDは布マスク向けガーゼ生地について、5月末までにマスク200万枚分を生産する予定。海外向け医療用マスクの耳掛け部材も増産する。夏にかけて徳島市の工場の設備を増強し、生産能力を現状の2倍の年約6億枚分に引き上げる。(共同)
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