Tuesday, April 14, 2020 10:27 AM

延期は目標に近づく時間 ラグビー7人制松井と中村

 東京五輪を目指すラグビー7人制の男子の松井千士(サントリー)と女子の中村知春(ナナイロプリズム福岡)が14日、オンライン取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大で五輪が1年延期となったことに、松井は「気持ちを切り替えるのは難しかったが、より一層目標のメダル獲得に近づく時間ができるのはプラス」と語った。

 強豪が集うワールドシリーズで日本は男女とも今季8強入りできず低迷。必死に改善を図る中、国際大会は次々延期され、合宿などの活動は3月中に中止となった。4月の緊急事態宣言以降、松井は東京都内の自宅近くを走る程度しかできず「不安はあるが我慢の時」を過ごしている。

 当初は今夏に五輪を終えてから15人制に切り替え、2023年ワールドカップ(W杯)フランス大会を目指すプランを描いていた。五輪が来夏にずれ込んだことで15人制の活動期間は短くなってしまうが「仕方ないこと。五輪を諦めるつもりはない」と決意を示した。(共同)