Wednesday, April 15, 2020 10:05 AM

武漢で1万人に抗体検査 無症状感染の実態把握

 【北京共同】中国湖北省武漢市当局は15日までに、新型コロナウイルスの無症状感染者の実態を把握するため、住民のウイルスと抗体の検査を始めた。同市の調査対象は1万1000人に上る予定。全国でも実施する。集団免疫が獲得されているかどうか調べる目的もあるとみられる。国営通信、新華社が伝えた。

 武漢市では14日、無作為抽出された880人が、のどから採取した検体のウイルス検査と、血液中の抗体の有無を調べる検査を無料で受けた。

 北京市、上海市、重慶市、遼寧省、江蘇省、浙江省、湖北省、広東省、四川省でも実施する。担当者は「人々のウイルス抗体のレベルを調べ、感染防止措置の調整に科学的根拠を提供する」と述べた。