Thursday, April 16, 2020 10:39 AM

ロシア機が米軍機に接近 新型コロナ混乱で挑発警戒

 【ワシントン共同】米海軍は15日、地中海上空の国際空域を飛行中のP8哨戒機が同日、ロシア軍の戦闘機スホイ35から異常接近されたと明らかにした。米軍は新型コロナウイルスの感染防止のため、全世界で活動を縮小しており、ロシアや中国、イランなどが混乱に乗じ挑発的な動きを強めることを警戒している。

 ロシア軍機は高速で飛行しながら、一時は米軍機の前方約8メートルまで接近するなど、危険な行為を42分間にわたって続けたという。

 米軍によると、今月8日には2機のロシアの対潜哨戒機「イリューシン38」が、アラスカ州から延びるアリューシャン列島付近の防空識別圏内を飛行し、米軍のF22戦闘機などが緊急発進(スクランブル)をした。