Friday, April 17, 2020 10:01 AM

「もっと早く通報すべき」 米大統領、暗に中国批判

 【ワシントン共同】トランプ大統領は16日、先進7カ国(G7)首脳のテレビ電話会議で新型コロナウイルスによる経済への悪影響について各国から報告を受けて「怒りを覚えた」と語った。新型コロナについて「もっと早く知らされるべきだった」と指摘、情報公開に消極的だった中国を名指しは避けて暗に批判した。ホワイトハウスでの記者会見で語った。

 トランプ氏は、安倍晋三首相やドイツのメルケル首相らから順番に状況を聞いたとし「各国とも新型コロナによって経済が深刻な打撃を受けていた」と述べた。その上で「何が起きていたか知っていたのに、伝えなかった。徹底的に調べる」と強調。中国を指しているのかと問われると回答を避けた。