Friday, April 17, 2020 10:01 AM

川重、スバルが生産休止へ ボーイング向け旅客機部品

 川崎重工業は17日、航空機大手ボーイング向けの旅客機部品の生産を20日から5月6日まで休止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ボーイングの航空機製造に遅れが出ており、出荷停止の申し入れがあったという。SUBARU(スバル)も愛知県半田市の2工場を一時停止する方向で検討している。

 川崎重工が休止するのは、愛知県弥富市の名古屋第1工場の中型機787の胴体部分の生産ライン。他の航空機向け部品の生産は継続する。

 スバルは中型機787の中央翼を生産しているが、休止の方向で検討。日本企業では三菱重工業も複合材主翼と呼ばれる787の主要構造部を担うなど、ボーイングは日本メーカーの部品や材料を多く採用しており、影響拡大も懸念される。(共同)