Wednesday, April 22, 2020 10:13 AM
送金手数料の引き下げ検討 銀行界、公取委要求受け
銀行業界は22日、銀行間の送金手数料を引き下げる検討に入った。公正取引委員会が21日公表の報告書で手数料の高止まり是正を求めたことを受けた対応で、実現すれば一般利用者の振込手数料が下がる可能性もある。
銀行間の手数料は、銀行が送金先の別の銀行に支払う「手間賃」のことで、送る側が振込手数料に転嫁する形で利用者から徴収している。事務処理の自動化が進んだ現在も40年以上前から金額が変わっておらず、公取委は利用者や事業者の負担になっていると問題視している。
金融機関の決済ネットワークは全国の銀行に加え、信用金庫やJAバンクの中央機関など142の組織が利用する。銀行間の手数料は決済網につながる金融機関が個別の契約で決めているが、実際には3万円未満なら117円、3万円以上なら162円で統一されている。(共同)
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