Wednesday, April 22, 2020 10:16 AM

金氏健康巡り情報収集続く 日米韓、平壌は普段通り

 【北京、ソウル共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の健康悪化説を巡り、日米韓など各国は22日も情報収集を続けた。首都平壌では新型コロナウイルス対策で休講していた大学が20日から授業を再開するなど特段変わった様子はないようだ。

 ただ北朝鮮は平素から情報を厳しく統制し、内情把握は困難を極める。最高指導者の居場所などは一般国民は知り得ない。金正恩氏が姿を見せるか、北朝鮮が談話などで見解を示さない限り、臆測は収まりそうにない。

 金正恩氏が公の場に現れたのは11日の党政治局会議が最後。しかし北朝鮮はその後、シリアやキューバ首脳に金正恩氏名で祝電を送っている。韓国国会議員によると、韓国統一省は22日、こうした動きを根拠に金正恩氏が通常業務を行っているとの判断を示した。