Wednesday, April 22, 2020 10:17 AM

規制緩和、時期尚早と反発 ジョージア州市長ら

 【ニューヨーク共同】ジョージア州やテネシー州、サウスカロライナ州などの知事が今週から来月初めにかけ、新型コロナウイルス感染防止のため実施していた営業規制などの緩和に踏み切ることに、州内の市長や他州から「時期尚早」と反発の声が上がっている。

 いずれも与党共和党の知事で、経済活動再開に前のめりなトランプ大統領に呼応した形だ。だがジムや劇場、ネイルサロンまで営業再開の対象にしたジョージア州に対しては「早過ぎる」(グラム上院議員)と与党内からも異論が出ている。

 措置の内容は各州で異なるが、2週間にわたる新規感染者の減少など、連邦政府が再開の指針として打ち出した条件を満たしていない。緩和後に「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」が保てるのかなどの課題もあり、医療関係者らの批判は根強い。