Tuesday, April 28, 2020 10:40 AM

米でアジア系差別が深刻化 NYは20倍に増加

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国でアジア系住民への差別が深刻化している。ニューヨーク市では新型コロナに絡むアジア系への差別報告が前年の20倍以上に増え、市人権委員会が対策チームをつくり、差別根絶に乗り出している。

 市では2月から4月中旬までに105件の差別が報告された。昨年同時期は5件しかなかった。マラリス委員長は19日「差別を見つけたら直ちに介入する」と警告した。

 差別は全国で拡大している。アジア系住民らでつくる「アジア太平洋政策計画協議会」(本部ロサンゼルス)は24日、3月19日から約4週間に、45の州と首都で計1497件のアジア系差別が報告されたと発表した。