Thursday, April 30, 2020 10:17 AM

GM、人工呼吸器を出荷〜初回製造分の54台

 GMは、連邦政府から受注した人工呼吸器の初回製造分54台を出荷した。

 ロイター通信によると、イリノイ州のフランシスカン・ヘルス・オリンピアフィールズ病院、ワイス記念病院に10台ずつ届けた。

 残りの34台はシカゴ国際空港にある連邦緊急事態管理局(FEMA)の事務所に運ばれ、ほかの場所に発送された。

 GMは保健福祉省から計3万台の人工呼吸器を受注しており、8月末までに残りが出荷される。契約額は4億8940万ドル。GMは医療機器メーカーのベンテック・ライフシステムズ(Ventec Life Systems、ワシントン州)と協力して人工呼吸器を製造している。

 GM以外にも医療機器生産の動きは、自動車業界に広がっている。自動車部品のZFノースアメリカは米国の繊維製品メーカー、デトロイト・ソーン(Detroit Sewn)と提携してフェイスマスクを、鉄鋼大手アルセロール・ミタルは3D印刷技術を使ってスペインで人工呼吸器とフェイスシールドを作っているほか、カナダの自動車部品メーカーABCテクノロジーズは北米で医療サプライを生産する新部門を設立している。