Tuesday, May 05, 2020 9:48 AM

米、制限緩和で死者2倍も 13万人超、大学チーム推計

 【ワシントン共同】新型コロナウイルス感染による米国の死者が、8月初めまでに13万5000人近くに上るとする推計結果を、ワシントン大チームが4日、発表した。各州の行動制限の緩和を計算に反映した結果、4月末の推計の2倍近くと、大幅に増加した。同大の推計は米政府対策チームが参考にしていることで知られる。

 トランプ大統領は3日のFOXニュースの対話番組で「死者は10万人に上るだろう」と話し、6万5000人程度としていた従来の発言を修正した。大統領選をにらみトランプ氏が経済活動再開を急ぎ、各州で制限緩和の動きが活発化しているが、感染拡大の防止策が引き続き重要であることが浮かび上がった。

 ジョンズ・ホプキンズ大の集計で、米国の死者は4日時点で約6万9000人、感染者は約118万人。