Thursday, May 07, 2020 10:10 AM

米、クレーン車輸入を調査 安保脅威で追加関税も

 【ワシントン共同】米商務省は6日、クレーン車の輸入が安全保障に及ぼす影響について調査を始めると発表した。安全保障上の脅威になると判断すれば、追加関税など輸入制限措置を講じる可能性がある。

 調査は通商拡大法232条に基づいて実施する。日本やドイツからの低価格製品の輸入増と中国企業による知的財産権の侵害で損害が生じていると米企業が主張し、調査を求めていた。

 米国は安全保障を脅かすとして鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課している。電力インフラに使う関連部品や機器の輸入に関しても、今月4日、同様の理由で調査を開始すると発表した。