Friday, May 08, 2020 10:18 AM

台湾、観客入りプロ野球 1000人限定、ファン歓喜

 【新北共同】台湾プロ野球(CPBL)は8日、新型コロナウイルスの感染リスクが低下したとして、1球場当たり1000人に制限し、観客を入れた試合を北部・新北市と中部・台中市の2球場で開催した。富邦の本拠地、新荘球場(新北市)に駆け付けたファンからは「興奮している」と喜びの声が上がった。

 球場では、観客全員に氏名申告と検温、マスクの着用を要求。指定された座席への着席を義務付け、隣の観客と大きな間隔を確保した。拍手や歓声、メガホンを打ち鳴らす音が響く中、職員らが繰り返し、観客の着席状況を確認していた。

 子ども3人を連れて観戦に訪れた彭超群さん(40)は「特別な機会。自宅で子どもたちと間隔を空けて座る練習をしてきた」と笑顔で語った。富邦の洪一中監督は「防疫が成功した証明であり、台湾人として光栄だ。世界各国でも防疫に成功するよう一致して頑張ろう」とエールを送った。