Friday, May 08, 2020 10:20 AM

欧州終戦75年、平和誓う コロナ下、独仏で記念行事

 【ベルリン、パリ共同】第2次大戦でドイツが連合軍に無条件降伏し、欧州での戦いが終結して8日で75年を迎えた。ドイツや戦勝国のフランスなどは記念行事を開催。新型コロナウイルスの流行下、規模を大幅に縮小しながらも、首脳らは平和を誓い、犠牲者を追悼した。

 ドイツの首都ベルリンでは、シュタインマイヤー大統領やメルケル首相が目抜き通りに面する戦争犠牲者の慰霊施設に献花した。

 シュタインマイヤー氏は「75年前、われわれは世界を敵に回したが、現在は平和で統合された欧州に暮らしている」と演説。ドイツは過去の歴史に責任を負うと訴え、欧州はコロナ危機下で団結すべきだと強調した。外出制限が続く中、大規模な式典を取りやめた。