Friday, May 15, 2020 10:14 AM

感染被害で対中訴訟相次ぐ 米国、少なくとも9件

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの世界最大の感染地となっている米国で、情報を隠し感染を拡大させたなどとして中国政府や共産党に損害賠償を求める訴訟が相次いでいる。原告は個人や企業、州当局など数州にまたがり、AP通信によると15日までに少なくとも9件に上った。

 中国政府は「悪意を持った訴訟の乱用」(外務省副報道局長)などと猛反発、対立が続く米中間の新たな火種となっている。

 中国を訴えているミズーリ州は中国が感染当初の数週間に「市民をだまし決定的な情報を隠した」(シュミット州司法長官)と非難している。