Monday, May 18, 2020 10:15 AM

米、アフガン協議進展期待 政治対立の長期化非難

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は17日、アフガニスタンのガニ大統領と政敵のアブドラ氏が新政権樹立に合意したことを受け、アフガン政府と反政府武装勢力タリバンの停戦に向けた協議の進展に期待を表明した。同時に、長期の内政混乱を招いた両氏のこれまでの対応を非難した。

 米国とタリバンが2月末に結んだ和平合意は、ガニ、アブドラ両氏の対立もあり停滞。3月に予定されたアフガン政府とタリバンの協議は実現していない。

 ポンペオ氏は国務省が発表した声明で「(協議開催へ)直ちに行動するとの両氏の約束を歓迎する」と言及。一方、今回の合意を歓迎しつつも「政治的な行き詰まりで、失われた時間を残念に思う」と批判し、両氏をけん制した。