Wednesday, May 20, 2020 10:02 AM

改善なければ脱退辞さず トランプ氏、WHOに警告

 【ワシントン共同】トランプ大統領は19日、世界保健機関(WHO)について「もっと公平になるべきだ。そうしなければ、もう関与しない」と述べ、30日以内に中国寄りの姿勢を改善しなければ脱退も辞さない考えを改めて示した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 米国はWHOへの最大の拠出国。トランプ氏は18日夜に公表したWHOのテドロス事務局長宛ての書簡で、WHOが中国に毅然とした対応を取らなかったため新型コロナウイルスの世界的流行を招いたと批判している。

 トランプ氏は記者団に「WHOは自身の行いに始末をつけるべきだ」と強調した。その上で、米国を含めた他国に公平になるべきだと主張し、改善されなければ「米国は別の道を行く」と訴え、中国の影響力排除を迫る姿勢を示した。