Thursday, May 21, 2020 10:20 AM

ポンペオ氏は「出任せ」 中国、台湾魚雷売却も反発

 【北京共同】新型コロナウイルス感染症を巡りポンペオ米国務長官が世界保健機関(WHO)総会での中国の演説や、共産党の政治体制を批判したことに対し、中国外務省の趙立堅副報道局長は21日、「口から出任せで、極端に無責任だ」と反発した。定例記者会見で述べた。

 また、米国務省が台湾への魚雷売却を承認したことに「断固とした反対」を表明、既に厳重な申し入れを行ったとした。

 趙氏はポンペオ氏に関して「国務長官として世界に向けて、米政府はなぜ1〜3月に有力な防疫措置を取らず、長期間にわたりマスク着用に反対し、感染症を抑え込めていないのか説明する責任がある」と非難。「中国に絶えず責任を押し付けようとしているが、押し付けきれない」と訴えた。中国の政治制度は民衆の心からの支持を得ているとも主張した。