Tuesday, May 26, 2020 10:34 AM

首都経済始動、全国波及へ 6月中旬から往来解禁

 新型コロナウイルス特別措置法の緊急事態宣言解除を受け、東京都は26日、休業要請緩和のロードマップ(行程表)改定版を公表した。埼玉、千葉、神奈川県も緩和の道筋を示しており、首都圏の経済活動が本格的に始動する。6月中旬からは県をまたぐ移動も全面解禁され、影響は全国に波及、往来が活発になりそうだ。感染第2波をにらみ、医療体制の強化が急務となる。

 安倍晋三首相は26日、参院厚生労働委員会で「感染状況が落ち着いてきたこの機を生かし、次なる感染に向け万全の備えを固める」と強調した。

 都は同日、スポーツジムを第2段階、カラオケ店を第3段階で緩和すると決めた。第1段階として、26日から博物館や図書館などを緩和。早ければ月内に、劇場や映画館、学習塾などを対象とした第2段階への移行を検討する。埼玉県は25日、千葉県は26日に映画館などへの休業要請を解除。近隣3県でも同様の動きが進んでいる。(共同)