Tuesday, May 26, 2020 10:34 AM

バイデン氏、10週ぶり外出 トランプ氏はマスク着けず

 【ワシントン共同】新型コロナウイルス感染拡大を受けて自宅にこもっていたバイデン前副大統領(77)は25日、約10週間ぶりに外出し、マスク姿で地元のデラウェア州の戦没者慰霊碑を訪問した。一方、トランプ大統領(73)はマスクを着けず、首都ワシントン近郊の国立墓地などを訪れ、日常生活の回復に向けアピールした。

 この日は夏の幕開けとなる戦没将兵記念日(メモリアルデー)の祝日。民主党の大統領候補指名が確実なバイデン氏に対し、トランプ氏はツイッターで「この50年で寝ぼけたバイデンほど中国に弱腰だった者はいない」などと批判を連発した。

 バイデン氏はジル夫人と共に黒いマスクを着け、第2次大戦や朝鮮戦争の戦没者名が記された慰霊碑のある公園を訪問。記者団に、公の場に現れるのが3月12日以来となることへの感想を尋ねられると「家の外に出るのは気持ちいい」と答えた。