Thursday, May 28, 2020 9:48 AM

米、安保理に香港会合要請 中国拒否「純粋な内政」

 【ニューヨーク共同】米国連代表部は27日、国連安全保障理事会に対し、中国による香港への国家安全法制導入の動きについて話し合う緊急会合の開催を要請したと明らかにした。中国は拒否し、張軍国連大使はツイッターで「純粋な内政問題であり、安保理の任務とは関係がない」と訴えた。

 米中は新型コロナウイルスへの対応を巡っても安保理で対立しており、溝が一層深まった。

 米代表部は声明で、中国の動きは「香港の高度の自治と自由を根本から台無しにする」と強調。「国際社会の平和と安定に影響を与え、安保理が即時に対応できる緊急の懸案事項だ」と主張した。

 張氏は「米国が世界のトラブルメーカーであることは何度となく明らかになっている。直ちに武力外交をやめるよう米国に要求する」と反発した。