Friday, May 29, 2020 10:08 AM

「共犯者の役割」と批判 在カナダ中国大使館

 【北京共同】在カナダ中国大使館の報道官は29日(中国時間)、カナダの裁判所が米国で起訴された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長兼最高財務責任者(CFO)孟晩舟被告の主張を退けたことに反発する談話を発表した。「カナダは米国の共犯者の役割を演じた」と批判した。

 談話では「中国は強烈な不満と断固とした反対を表明する。すでにカナダ側に厳正な申し入れをした」と強調。カナダ側に孟副会長をすぐに釈放し、帰国させるよう改めて求めた。

 孟副会長は2018年12月にカナダで拘束され保釈中。19年1月、米国の対イラン制裁を逃れるため銀行に虚偽の説明をしたなどとして米国で起訴された。一方中国は18年12月にカナダ人2人を拘束した。対抗措置と受け止められている。