Wednesday, June 03, 2020 10:19 AM
収入はチームに還元 カブスのオーナー主張
大リーグは新型コロナウイルスの感染拡大で今季が縮小となり、各球団が大幅減収を免れない。機構(MLB)と選手会の7月上旬開幕に向けた協議が年俸の減額幅で対立している中、カブスのトム・リケッツ・オーナーが収入は経営陣ではなく、チームに還元していると主張した。スポーツ専門局ESPN(電子版)が2日、報じた。
同オーナーはチケットや放映権などによる収入は経費を除き、オーナーがゼネラルマネジャーに託しているものだと説明する。ダルビッシュが所属するカブスでその使途となる今季の年俸総額を見ると、3月下旬の時点でメジャー4位の約1億9000万ドル(約207億円)。「ほとんどのオーナーは球団の資金を手にしていない。ファンは理解してほしい」と訴えた。
本拠地シカゴの球場改修にはこれまで約7億5000万ドルの巨費を投じたという。大物代理人ボラス氏の「球団の価値が上がっても選手とは共有されない」との言葉を「彼は決算の内容を知らない」と一蹴。「お金は選手、ファンに最高の場所となるよう使っている」とも語った。(共同)
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