Thursday, June 04, 2020 10:39 AM

迷彩服の州兵、デモと対峙 首都、外出禁止令後も続く

 【ワシントン共同】首都ワシントン中心部のホワイトハウス近くで3日、白人警官による黒人男性暴行死事件に抗議し6日連続となるデモが実施された。トランプ大統領が主張する軍の投入は見送られているが、盾とヘルメットを装備した迷彩服姿の州兵が横一列に並んでデモ隊と対峙。午後11時の外出禁止令発動後も抗議活動は続いた。

 デモは日中、連邦議会議事堂前でも行われた。ダリウス・ペリーさん(27)は事件について「非人道的だ。警官は市民を守るべき立場なのに。米国で長年存在してきた問題だ」と指摘した。

 ホワイトハウス北側では、トランプ氏のデモ隊に対する強権的対応に反発して集まった参加者も多い。ナンシー・ケイさんは「次の大統領選でトランプが落選すれば状況は変わる」と訴えた。当局は前日よりもさらにデモ隊を遠ざけて規制線を設定した。