Monday, June 08, 2020 10:31 AM
1-3月期は年2.2%減 GDP改定値、上方修正
内閣府が8日発表した2020年1-3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は物価変動を除いた実質で前期比0.6%減、このペースが1年続くと仮定した年率換算は2.2%減で、速報値の年率3.4%減から上方修正した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出や営業の自粛が影響し、2四半期連続のマイナス成長となった。
財務省が発表した1-3月期の法人企業統計などを反映し、5月公表の速報値を見直した。企業の設備投資が速報段階の前期比0.5%減から1.9%増に転じたことが上方修正の主な要因。住宅投資は4.2%減だったが、速報値よりマイナス幅が小さくなった。
西村康稔経済再生担当相は8日の記者会見で、4-6月期のGDPは新型コロナの緊急事態宣言により、外出自粛などの影響が本格化するとの見通しを示した。今後について、感染防止対策を十分にした上で「消費喚起を図って回復基調にしていきたい」と述べた。(共同)
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