Monday, June 08, 2020 10:31 AM

世界の感染者700万人超す 新型コロナ増加ペース加速

 【ジュネーブ共同】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が8日、世界全体で700万人を超えた。米国やブラジルなど米大陸での増加が顕著となっているほか、インドや中東でも増加傾向が続き、ペースが加速している。死者は7日に40万人を超え、三大感染症の一つ、マラリアに匹敵する被害が出ている。

 感染者は世界保健機関(WHO)に最初に報告があった昨年末から約3カ月後の4月2日に100万人を超え、その後は各国でのウイルス検査態勢の拡充も反映し、12-13日で100万人が上積みされてきた。5月21日に500万人を上回ってからは、9日で100万人増が2回続いた形となり、増加ペースが上がってきている。

 約2000万件のウイルス検査を実施した米国で、世界最多の190万人超の感染者が確認されている。5月以降急増したブラジルが70万人に迫る勢いで、45万人を超えているロシアが続く。西欧諸国では鈍化傾向にある一方で、インドが25万人、のペルーも19万人を超えるなど、増加が目立っている。