Friday, June 12, 2020 10:10 AM

宿泊予約6、7月大幅減 緊急宣言解除も回復鈍く

 新型コロナウイルス感染症の影響により、宿泊施設の大半が6〜7月の予約について前年同月と比べて70%以上の減少を見込んでいることが12日、国土交通省のまとめで分かった。緊急事態宣言は全面解除されたが、訪日客、日本人客とも旅行需要回復は鈍く、夏休みシーズンも厳しい経営状況が続きそうだ。

 国交省が5月末時点で主な観光や交通関連の事業者、業界団体から聞き取り調査した。

 回答した106宿泊施設のうち、前年同月より70%以上減ると予想した割合は6月が89%、7月も82%に上った。大手旅行10社の見込みでも、国内旅行の予約者数は6月が96%減、7月は85%減だった。(共同)