Tuesday, June 16, 2020 10:19 AM

レジ袋、植物素材で無料に 外食各社、利便性を考慮

 政府が7月1日から全国の小売店に義務付けるレジ袋有料化に関して、外食業界では植物由来のバイオマス素材を使い、持ち帰り用レジ袋の無料配布を続ける企業が多いことが16日、分かった。客の利便性などを考慮した。バイオマスプラスチックの配合率が25%以上の袋などは有料化の対象外となっている。

 牛丼チェーンの吉野家はバイオマス素材を使ったレジ袋に切り替え無料配布を続ける。来店客は袋が必要かどうか決めるのに時間がかかるケースがあるためという。新型コロナウイルス感染防止の観点から「客の滞在時間を減らす努力を続けないといけない」(担当者)と話す。

 日本マクドナルドも無料配布を続ける。店舗内で料金支払いと商品の受け渡し場所が離れており、有料にすると、客が受け取りの際にレジ袋を求めた場合、袋を買うために再び会計の列に並ばないといけなくなる。(共同)