Wednesday, June 17, 2020 10:07 AM

5月の小売売上高、17.7%増〜上げ幅は過去最大

 商務省が16日発表した2020年4月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は、前月比17.7%増の4855億4500万ドルだった。比較可能な1992年以降では最大の伸び率。前年同月比は6.1%減だった。

 共同通信によると、増加は4カ月ぶり。ただ、前月までの大きな落ち込みの反動で、販売低迷からの回復はまだ途上だ。個人消費は米国内総生産(GDP)の約7割を占める。これまでは2001年10月の6.7%増が最大だった。

 同省ウェブサイトによると、変動の激しい自動車・同部品を除く売上高は前月比12.4%増。前年同月比は6.6%減だった。

 部門別に見ると、自動車・同部品は前月比44.1%増、ガソリンスタンドは12.8%増。食品・飲料は2.0%増、衣料は188.0%増。一般量販店は6.0%増、うちデパートは36.9%増。オンラインなど無店舗販売は9.0%増、電子機器・家電は50.5%増、建築資材関連は10.9%増だった。