Thursday, June 18, 2020 9:58 AM

非常駐監視所に軍人投入 北朝鮮、非武装地帯で

 【ソウル共同】韓国の通信社、聯合ニュースは18日、前線での軍部隊増強を予告している北朝鮮が、南北軍事境界線をはさんだ非武装地帯の北側で、従来軍人が常駐していなかった監視所の一部に軍人を投入したことが確認されたと報じた。

 朝鮮人民軍は17日に、南北軍事合意に基づき非武装地帯から撤収した監視所を再設置するなど4項目の「対敵軍事行動計画」を発表し、今後詳細を詰め朝鮮労働党中央軍事委員会に提出すると表明した。韓国軍当局者は18日、監視所への軍人投入は4項目に関連する「直接的な動き」ではないとの見方を示したが、韓国軍は北朝鮮の動きを注視している。

 一方、韓国外務省によると、李度勲・朝鮮半島平和交渉本部長は米国でビーガン国務副長官と協議する予定。李氏はワシントン近郊のダレス国際空港に現地時間の17日に到着した際、韓国メディアの取材に滞在中の予定を明かさなかった。北朝鮮は韓国を「米追従」と批判しており、米韓協議に反発も予想される。