Friday, June 19, 2020 9:45 AM

「一帯一路」でコロナ対策 中国、米にらみ協力強化

 【北京共同】中国外務省は19日、同国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」の一部の参加国と閣僚級のテレビ会議を18日に開き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け協力を強化する方針を確認したと発表した。対立が深まる米国をにらみ「仲間づくり」(北京の外交筋)を進める狙いがある。

 習近平国家主席は会議にあいさつを寄せ「感染状況への対応、経済の回復には団結、協力が必要で、多国間主義を堅持すべきだ」と強調した。

 王毅国務委員兼外相は会議で、ワクチンの研究開発と使用において一帯一路の参加国の「需要を前向きに考える」と述べ、意思疎通、協調を強めたい考えを表明した。