Friday, June 19, 2020 9:47 AM

トランプ氏、集会開催強行へ 感染懸念も「少ないはず」

 【ワシントン共同】トランプ大統領は18日、オクラホマ州タルサで20日に開催予定の選挙集会は「見たことのない規模になる」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する地元当局の反対を押し切り強行する意向を改めて示した。ホワイトハウスの会合で語った。18日付の米紙インタビューでは集会で感染者が出ても「とても少ないはずだ」と語った。

 米メディアによるとオクラホマ州では感染者が急増。開催への批判が続いている。ただ、トランプ氏は白人警官による黒人男性暴行死事件への対応などを批判され支持率を落としており、11月の大統領選に向けて約3カ月ぶりの大規模集会再開で挽回したい考えだ。

 ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューでトランプ氏は、集会開催日を当初「奴隷解放の日」と位置付けられる6月19日に設定して批判を浴びたことについて「おかげで奴隷解放の日は有名になった」と強調。周囲に聞いても誰もその日のことを知らなかったと主張したが、政権が毎年当日に声明を出していると指摘されると「本当か」と述べ、ちぐはぐさを露呈した。