Wednesday, June 24, 2020 10:17 AM

コロナ対応「協調性欠如」 国連総長が批判、米念頭か

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は23日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対する「各国の対応には協調性が完全に欠如している」と批判、単独行動主義では新型コロナに勝つことはできないと警告した。AP通信の取材に語った。

 名指しは避けたが、世界保健機関(WHO)への資金拠出停止を表明したトランプ政権などが念頭にあるとみられる。

 グテレス氏は「パンデミックとの闘いだけでなく、治療や検査態勢、誰でも利用可能なワクチンの開発でも各国が足並みをそろえ、力を合わせる」ことが重要であり、ワクチンは「国家間の商業的な争い」の対象としてはならないと訴えた。