Monday, June 29, 2020 10:21 AM

州旗から南軍旗の紋章削除 反差別でミシシッピ

 【ニューヨーク共同】ミシシッピ州議会上下両院は28日、南北戦争当時の「南軍旗」の紋章を同州の旗から削除する法案をそれぞれ賛成多数で可決した。リーブス知事は法案支持の意向を表明しており、現在の旗の事実上廃止が決まった。

 奴隷制度を支持した南部諸州が用いた南軍旗は白人優位や人種差別の象徴とされる。「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」の抗議活動が全米で続く中、削除を求める声が高まっていた。

 米国では最近の反差別運動の中で、南北戦争当時に奴隷制を支持した政治家らの像を撤去する動きが相次いでいる。