Wednesday, July 01, 2020 10:41 AM
景況感、11年ぶり低水準 大企業製造業マイナス34
日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、代表的な指標である大企業製造業の業況判断指数(DI)が3月の前回調査から26ポイント下落のマイナス34となった。リーマン・ショック直後の2009年6月(マイナス48)以来、11年ぶりの低水準。幅広い業種が新型コロナウイルスの打撃を受け、景況感は6四半期(1年6カ月)連続で悪化した。
大企業非製造業でも宿泊・飲食サービスなどの悪化が深刻で、DIは25ポイント下落のマイナス17だった。マイナスとなるのは東日本大震災後の11年6月以来で、下落幅は過去最大。日本経済は長期の停滞に突入する懸念が強まっている。
先行きは大企業が若干の改善を見込む一方、中小企業はさらなる悪化を予測し、格差拡大を鮮明にした。(共同)
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