Friday, July 10, 2020 10:30 AM

ダルビッシュ、開幕投手へ調整順調 エース級の活躍に期待

 大リーグ、カブスのダルビッシュは9日、本拠地シカゴでキャンプ再開後2度目の紅白戦に登板し、3回を1安打無失点、2三振無四球と好投した。右腕ヘンドリックスとともに候補に挙げられる開幕投手に向け、順調に調整が続いている。

 午後6時からの紅白戦は無観客で、場内アナウンサーが打席に立つ選手を紹介したり、イニング間に音楽を流したり、「本番の雰囲気づくり」の中で行われた。ダルビッシュもシーズン中の自身の登場曲に乗って、マウンドに上がった。

 1回は2016年のナ・リーグ最優秀選手で3番の主砲ブライアントらを空振り三振に仕留める絶好の立ち上がり。2回に指先を気にするしぐさを見せ、医療スタッフがマウンドに集まったものの続投し、47球を無事に投げ終えた。登板後には自身の短文投稿サイトで「数字より感覚的には良くなかった」と振り返ったが、4日の前回が40球、今回が47球と着実に球数を伸ばしている。(共同)